Wi-Fiが遅い時、まず回線だけを疑わない
「最近Wi-Fiが遅い気がする」「動画が止まることが増えた」「オンライン会議やゲームで途切れる」。そんな時、まず疑いたくなるのがインターネット回線ですが、実は原因が Wi-Fiルーター にあるケースも少なくありません。
今回は、家庭でも知っておきたいWi-Fiの基礎知識を、なるべく分かりやすくまとめてみます。
Wi-Fiルーターは何年くらい使える?
Wi-Fiルーターは壊れるまで使う方も多いですが、目安としては次のように考えてよいでしょう。
- 5年前後:そろそろ買い替え検討
- 7年以上:かなり古い部類
最近は、スマートフォン、パソコン、テレビ、ゲーム機、防犯カメラ、IoT家電など、1家庭あたりの接続台数が昔よりかなり増えています。
以前は問題なかったルーターでも、今の通信量には追いつかないことがあります。
Wi-Fiルーターはパソコンと少し似ています
パソコンも、壊れていなくても古くなると動作が重くなったり、新しいソフトに追いつかなくなったりしますよね。
Wi-Fiルーターも同じで、使えているから問題ないように見えても、新しい製品ほど同じ価格帯でも通信性能や安定性が年々向上しています。
もちろん、古い機器を長く使うことでセキュリティ面のリスクもありますが、実際に買い替えを検討される多くの方は、そこまで意識していないことがほとんどです。
しかし、インターネット回線や接続機器が進化する中で、Wi-Fiルーターもそれに合わせて見直すことで、単純な速度向上だけではない 見えない付加価値 が生まれます。
- 動画が止まりにくくなる
- 家族同時利用でも安定する
- Web会議が途切れにくくなる
- ページ表示が軽快になる
- 新しいセキュリティ機能に対応し、より安心して使えるようになる
こうした小さな快適さと安心感の積み重ねが、日々のストレスを大きく減らしてくれます。
2.4GHz と 5GHz の違い
Wi-Fi設定を見ると、〇〇-2G、〇〇-5G のような表示を見ることがあります。これはWi-Fiの 電波の種類 を表しています。
2.4GHz
- 遠くまで届きやすい
- 壁に強い
- 速度はやや遅い
- 家電と干渉しやすい
電子レンジやBluetoothなどもこの帯域を使うため、混雑しやすいです。
5GHz
- 通信が高速
- 干渉が少ない
- 安定しやすい
- 壁や距離に少し弱い
最近のルーターでは、普段使いなら5GHzが快適なケースが増えています。
最近は6GHzも登場
さらに新しい規格では 6GHz帯 を使うものも増えてきました。
- さらに高速
- 混雑しにくい
- 新しい機器向け
まだ対応機器は限られますが、今後主流になっていくと言われています。
Wi-Fi 6なのに、なぜ1〜3を聞かないの?
ここは、よく混乱するポイントです。
Wi-Fi 6ってよく聞くけど、6GHzってこと?
と思われることがありますが、実は違います。
GHzの数字
これは 電波の周波数 です。
- 2.4GHz
- 5GHz
- 6GHz
Wi-Fi 4 / 5 / 6
こちらは Wi-Fi規格の世代番号 です。スマホで例えるなら、iPhone 14、iPhone 15、iPhone 16 のような世代の違いです。
昔は難しい名前で呼ばれていました。
- Wi-Fi 4 = 802.11n
- Wi-Fi 5 = 802.11ac
- Wi-Fi 6 = 802.11ax
この名前が分かりにくすぎたため、今の呼び方になりました。
5GHzだから Wi-Fi 5 というわけではありません。
ここが一番ややこしいところです。
いくらくらいのルーターを選べばいい?
価格帯の目安です。
〜5,000円
- ワンルーム向け
- 接続台数10台以下
- 最低限の利用向け
比較的コンパクトな住環境や、一人暮らしでスマートフォンやパソコンを数台つなぐ程度であれば、この価格帯でも十分使える製品があります。
ただし、家族利用や動画視聴、同時接続が増える環境では、少し余裕のあるモデルを選ぶ方が快適です。
8,000〜18,000円
- 一般家庭
- 戸建て
- 小規模オフィス
最もバランスが良い価格帯です。
20,000円以上
- 広い家
- 接続台数が多い
- メッシュWi-Fi
広い家や2階建てでは検討価値があります。
戸建てや部屋数が多い場合は、高性能なルーター1台で広くカバーしようとするより、メッシュWi-Fi対応機器を複数台で構成した方が安定するケースもあります。
まとめ
Wi-Fiが遅い原因は、ルーターの老朽化、接続台数増加、電波の種類、設置場所など、意外とさまざまです。
「回線が悪い」と思っていたら、実はルーターが原因だったというケースもよくあります。
Wi-Fiルーターは、壊れてから買い替えるものではなく、快適なインターネット環境を維持するために見直すものでもあります。